鞏金甌

漢文

鞏金甌
承天幬
民物欣鳧藻
喜同袍
清時幸遭
真熙皞
帝國蒼穹保
天高高
海滔滔

書き下し文

かた こがね かめ
あま とばり
民も物も よろこ ぶこと鳧藻 うきうき とす
喜ばしきかな同袍 はらから
清の時に さいはひ にして遭はむ
まこと かがや きて ゆくたり とし
帝國 みくに 蒼穹 おほそら は保てり
あめ 高高 たかだか とし
わたつみ 滔滔 かぎりなし

現代語訳

堅固なる黄金の かめ は、
天覆の とばり を継承せり。
万民万物ともによろこぶさまは、まるで鴨が藻とたわむれるよう。
喜ばしきかな、我らが同胞よ。
さいわいにして清朝の時にめぐり逢わん。
真の栄光と永遠が、
帝国の蒼穹を守護 まも るのだ。
天はどこまでも高く、
海にかぎりなし。

底本

鞏金甌- 维基百科,自由的百科全书