論語

論語注疏

論語注疏 編者:邢昺

 宋代に編纂され、十三経注疏に選定された論語古註の集大成。朱子学以前に最も網羅的で権威のあった論語の注釈書。現在、現代日本語訳は未出版の状況。全訳に挑戦中!

朝鮮

三国史記

三国史記 編者:金富軾

 朝鮮における紀元前から10世紀までの事跡を記した歴史書。新羅、高句麗、百済の三国が統一王朝を形成するまでを描く。2022年5月2日に全訳完了! 現代日本語での全文翻訳が誰でも閲覧できるのは、インターネット上ではここだけ(のはず)!

東明王篇

東明王篇 編者:李奎報

 鬼幻か、神聖か――正史・三国史記において削られた朱蒙の怪力乱神としての足跡を儒者の李奎報が描き出す。中世朝鮮最大級の叙事詩。

広開土王碑

広開土王碑 編者:不明

 朝鮮半島統一に近づいた先駆的存在として評価される高句麗の王。倭国との戦争の記録も豊富に存在し、所謂『空白の四世紀』にかかる事跡であることから、日本史においても史料的価値が極めて高い。

中国史書における古代朝鮮と周辺国の記述

中国史書における古代朝鮮と周辺国の記述 編者:班固他

 先史朝鮮から三国史記の時代にかかる中国の史書に記録された古代朝鮮と周辺国の記述を翻訳。倭国・日本についての伝もすべて揃っている。

越南

大越史記全書

大越史記全書 編者:呉士連

 越南における神話の時代から18世紀までの事跡を記した歴史書。こちらも現在、現代日本語訳は未出版。

儒教

詩

詩経 編者:孔子

 儒家の経典である六経のひとつ。易経。

易

易経 編者:孔子

 儒家の経典である六経のひとつ。易経。

孝経

孝経 編者:曾参

 儒教の中心的教義であった『孝』の概念をまとめた書物。朱子学以前は論語に並ぶ地位を有した古典中の古典。

潜夫論

潜夫論 編者:王符

 潜夫とは在野の士のことである。王充、仲長統と並び、後漢三賢に数えられた儒者の王符による思想書。

仲長統

述志詩 作詩:仲長統

 後漢三賢の仲長統による漢詩。訳者の最も好きな漢詩である。

神滅論

神滅論 編者:范縝

 六朝時代に仏教を批判した儒者の書。死後における精神の消滅を主張する。

諸子百家

孫子

孫子 著者:孫子

 中国きっての兵法書。

諸子百家

先秦諸子詩歌 編者:呂不韋ほか

 先秦諸子百家の書に記され、詩経に掲載されていない詩歌の抜粋。

仏典

遊心安楽道

遊心安楽道 編者:元暁

 新羅において活躍した仏僧の元曉は、仏教の大衆化に尽力した破戒僧であった。日本浄土宗の法然も引用した仏典。

近代革命

共産党宣言

共産党宣言 訳者:民鳴

 著者マルクスとエンゲルスの所属した共産主義者同盟における綱領案であり、後に共産主義の入門書的な地位を有した『共産党宣言』の初の体系的な漢訳(ただし全訳ではなく序文と第一章のみ)。清代のアナキスト組織『天義』の機関誌『天義報』にて掲載された。

女子解放問題

女子解放問題 著者:何殷震

 清代に著され、アナキスト組織『天義』の機関誌『天義報』にて掲載されたフェミニズム漢籍。

中華民国憲法

中華民国憲法 制定:国民政府

 1947年1月1日に公布。立法、司法、行政の三権を含む五権分立を提唱した民主的な憲法であったが国共内戦による戒厳令が直後に敷かれ、大陸中国において機能することはなかった。実態をもって運用されたのは台湾政府以後の民主化運動による。

中華人民共和国

近代革命詩歌 著者:厳復ほか

 19世紀末から20世紀後半にかけて中国内外に吹き荒れた近代革命の旋風と共に生じた詩歌。

列女伝

列女伝 編者:劉歆

 前漢末に編纂された女性の歴史をまとめた史書。ここでは悪女とされた孽嬖伝の冒頭三名のみを挙げ、このような悪名を着せられた背景を検討する。

兎王捨身供養梵志縁起 第六

兎王捨身供養梵志縁起 第六 編者:不明

 漢訳仏典『本生譚 ジャータカ 』から。ウサギによる餓えたバラモンへの供養。日本では『今昔物語集』の内容を基調としたものが広まっているが、それと大きく内容が異なる。

参考資料用漢籍翻訳

参考資料用漢籍翻訳 編者:

 ブログなどで用いるために現代語訳した漢籍。