論語注疏
孔子の生涯が幕を閉じた。
もはや微少にして意味深い言葉も二度と紡がれることはない。
弟子たちが恐れたのは、孔子の服喪を終えて彼の郷里にある住居から離れた後、それぞれに異なる見解が生まれ、聖言が永久に滅んでしまうことであった。
だから弟子たちは寄り集まって議論し、孔子の言葉を修撰することにした。
それを踏まえつつ、当時の賢人や太古の明王の語も採用し、統合して一つの法を完成させた。
これを『論語』と謂う。
論語序
学而第一
為政第二
八佾第三
里仁第四
公冶長第五
雍也第六
述而第七
泰伯第八
子罕第九
郷党第十
先進第十一
顔淵第十二
子路第十三
憲問第十四
衛霊公第十五
季氏第十六
陽貨第十七
微子第十八
子張第十九
堯曰第二十