呂氏春秋 乱門

 

本文

漢文

毋過亂門

書き下し文

亂るる門を よぎる毋れ。

現代語訳

乱倫の家の門の前を通り過ぎてはならぬ。

付記

 詩として呂氏春秋に引用される一節。このフレーズは現伝詩経にないので、散逸した詩と推測される。たった四字の引用であり、単独の記事することがはばかられる。実はこれ、『乱門を過ぎるなかれ』という格言として用いられている。

底本

呂氏春秋- 中國哲學書電子化計劃